淡水は生命や食糧生産にとって必須の要素です。人類は直接・間接的に大量の水を使用します。地球上の全水分量のうちわずか2.5%しか淡水ではないということを心に留めておきましょう!さらに、そのパーセントのうち2%が氷河です。したがってわずかなパーセントの淡水しか我々には使用できないのです。気候変動と人口増加により、将来異なった水使用を考えなければならない時が来るでしょうか?例えば飲水や農業へ使用するための水を、です。

人間の消費のための水の使用

清浄水へのアクセスと衛生は人間の権利です。資源不足が健康被害を起こさない分量として、最小閾値を5ガロンとして1日あたり13ガロンから26ガロンが必要です。現在1億1千万の人口がこの最低量へのアクセスを保証されていません。わずか1ガロンで毎日を生き延びているのです。

発展途上国では、水消費は市民のライフスタイルや慣習に左右されます。1日あたりの水消費量を計算してみるのは興味深いことです。平均的な水消費を示す活動のリストをみると発想を得ることができるでしょう。

水−消費−使用

平均的に、住民一人当たりが一日に使用する水は40ガロンです。この先30年で、地球人口は2倍になりうることから、この増加に対処するためより多くの資源を必要とすることになります。これにより飲水の需要が爆発的に増えると考えられます。

その一方で、実質的にすでに多くの自然資源、例えば帯水層など、を枯渇させてしまいました。加えて、気温上昇も水資源を減少させます。

地球の水の2.5% だけが新鮮で、2% は氷河に由来します

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農業のための水の使用

直接的な水消費についてはすでに理解しています。それでは間接的な水消費について考えてみましょう。生命にとって必要な食料を生産するためには大量の水を必要とします。国連の食料と農業機構(Food and Agriculture Organization of the United Nations:FAO)によると、一人当たり毎日の食料消費に約1300ガロンの水が必要だということです。つまり一日に500人へ食料を与えるために、オリンピックのスイミングプール1つ分の水が必要になるということです。

水−消費−農業−稲

ジャグジャカルタ(Yogyakarta)近郊で稲を植える農民(インドネシア)

この複雑な状況を打開するためには、灌漑技術を近代化する、例えば脱塩化された水などの従来とは違う資源の使用する、または移送システムの使用などのいくつかの解決法があります。しかしこれらの対策は環境や社会経済に与える影響が大きいため、複雑な水問題に対する一つの簡単な解決法はありません。

ヨーロッパ連合の国の一部では農業に使用される水消費が80%に達するところもあります。その大部分は水不足の問題を抱えています。したがって水問題はセクター全体に影響する日がじきにやってくるでしょう。

責任ある使用

食糧生産に必要な水の不足は農業活動の停止を引き起こします。このことにより大多数の人々が環境問題によって移住を余儀なくされることになります。現在のところ、この状況はもっとも貧しい地方へ影響を与えていますが、それも結局地球全体に影響を及ぼすことになるでしょう。

飲むための水か食糧生産ための水かを選択しなければならない現状や未来を避けるために、責任ある消費が求められています。水不足は皆にとっての問題です。